理想のヘッドボードは自分で作る!失敗しない材料選びから木取り図・作り方まで【図面付き】

枕元の小物置きを兼ねる木製ヘッドボードと、2つの設計案・PDF図面付きという記事案内
AIで作成した完成イメージです。 実際に製作した作品の写真ではなく、正確な形状・寸法は本文の図面で確認してください。

こんにちは、DIYガイドのヨシです。

この記事では、今あるベッドに合わせて、棚付きのヘッドボードをDIYする方法。
ホームセンターで購入できる2×6材と杉のカフェ板を使った、2種類の設計案を紹介します。
幅と高さは同じでも、板の厚みや奥行き、加工の手間が違います。
木材代の試算は、2×6材案が5,340円、カフェ板案が3,540円です。
どちらも木材だけの金額で、カット代・金具・ビス・塗料などは別にかかります。寸法入りの立体図と木取り図をPDFで用意しているので、ご自宅のベッドに合うか確認しながら使ってください。

  • 枕が落ちる位置と、小物を置きやすい棚の高さの決め方
  • 2×6材と杉カフェ板の材料費・加工の違い
  • 板厚を差し引いた部材寸法と、3本・3枚からの切り出し方
  • 巾木の逃げ加工、ぐらつき対策、配線で気を付けたいこと

今回考えるヘッドボードをDIYする方法は?

今回考えるのは、ベッドの頭側と壁の間へ設置する、奥行きの浅い棚です。
前面を合板で塞がず、中段の棚に小物を置ける形にしました。
その棚の前端を枕の位置へ合わせ、枕が後ろへずれたときに受け止めることも狙っています。

ただし、板の前端だけで、どんな枕でも止められるわけではありません。
棚が低ければ枕が上を越え、高ければ下へ入り込む可能性があります。
見た目の寸法をそろえる前に、マットレスと枕に合う高さを決めることが大切です。

ベッド頭側の壁際に木製ヘッドボードを置き、棚の前端と枕の位置を確認する設置イメージ
棚と寝具の位置関係を示すAI生成イラストです。
枕止め効果や取り付け方法を実証するものではなく、棚の高さは実際の寝具に合わせてください。

既製品の寸法が合うなら、購入する方法もある

寸法や機能が合う既製品があるなら、DIYにこだわる必要はありません。
例えば山善のSHB-9766は、幅97×奥行15×高さ66cmの木製ヘッドボードで、収納棚と2口コンセント、巾木を避ける加工が用意されています。
仕様は山善の公式商品ページで確認できます。

一方で、「棚の高さをマットレスに合わせたい」「好きな木材で作りたい」という場合は、自作する意味があります。
今回の図面は既製品と同じ幅970mm・高さ660mmを参考寸法にしつつ、使う材料に合わせて奥行きと部材寸法を組み直したものです。
既製品の構造や性能を再現した図面ではなく、コンセントの組み込みも含めていません。

材料を買う前に、ベッドと枕の位置を測ろう

まず測るのは、ベッドの幅、床からマットレス上面までの高さ、頭側に使える奥行きです。
「シングルだから幅970mmでよい」と決めず、実際のベッドと設置場所を測ってください。

床からマットレス上面までをメジャーで測る場面と、巾木の出っ張りを確認する拡大イラスト
採寸箇所を説明するAI生成イラストです。
マットレスの高さは床から上面までを測り、ベッド幅や巾木の高さ・厚さも実測します。
画像中の目盛りを設計寸法として使わないでください。
測る場所 確認すること 今回の図面の仮設定
ベッドの頭側の幅 マットレスだけでなく、フレームの出っ張りや家具との干渉も確認 ヘッドボードの外幅970mm
マットレスと枕の高さ 普段使う枕が後ろへ動く位置に、棚の前端が来るか 中棚の厚みの中心が床から400mm
壁とベッドの距離 棚を入れるために、ベッドをどれだけ手前へ動かす必要があるか 2×6材案は奥行140mm、カフェ板案は180mm
巾木 床際の出っ張りの高さと厚さ 高さ60mm・厚さ10mmを想定し、逃げを高さ65mm・深さ12mmに設定
コンセントと配線 プラグを抜き差しできるか、家具がコードを挟まないか 設置場所に合わせて別途確認

棚の高さ400mmは、全員に合う寸法ではない

図面の400mmは、床から中棚の「厚みの中心」までの高さです。
棚の上面を400mmにしているわけではありません。

  • 厚さ38mmの2×6材案:棚の下面381mm、上面419mm
  • 厚さ30mmのカフェ板案:棚の下面385mm、上面415mm

普段使う枕を置き、横から見て、棚の前端がどこへ当たるかを確認してください。
切断前に段ボールなどで棚の前端位置を仮に示すと、イメージしやすくなります。
段ボールは位置確認だけに使い、枕や体を支えるものにはしないでください。

マットレスの高さが変われば、棚の高さも見直します。
「平均的な高さ」より、ご自宅の寝具で枕が入り込みにくい位置を優先しましょう。
この設計は隙間を全面的に塞ぐものではなく、子どもの転落・挟まり防止用の柵にも使えません。

2×6材とカフェ板、どちらを選ぶ?木材費と加工を比較

奥行きを抑えたいなら2×6材案、小物を置く奥行きを少し広く取りたいならカフェ板案が候補です。
今回の提示単価ではカフェ板の木材代が安くなりますが、板の長い辺を切る加工が増えます。
初心者の方は、価格と一緒に「ホームセンターでどこまで加工を頼めるか」を確認してください。

比較項目 2×6材案 杉カフェ板案
購入する木材 38×140×1,830mmを3本 30×200×2,000mmを3枚
外寸:幅×奥行×高さ 970×140×660mm 970×180×660mm
試算単価 1本1,780円 1枚1,180円
木材代 5,340円 3,540円
幅方向の加工 底板を140mmから128mmへ加工 長辺の凹凸を落として約180mmにそろえ、底板だけ168mmへ加工
共通して必要な加工 長さの切断、側板下端の巾木を避ける切り欠き、研磨、金具の取り付け
別にかかる費用 カット代、金具、ビス、固定部材、塗料、研磨材、必要に応じて工具・運搬費

金額は、2×6材1,780円、カフェ板1,180円という提示単価で計算した木材だけの試算です。
実際の購入価格・完成までの総額ではなく、価格は店舗や購入時期によって変わります。
材料の参考商品は、コメリの2×6材と杉カフェ板です。
購入時は現物の寸法と販売価格を改めて確認してください。

ホームセンターに積まれた国産杉のカフェ板と30×200×2000mmの店頭表示
筆者が店頭で撮影した杉カフェ板。
写真の売出し価格998円と、この記事の試算単価1,180円は異なります。

カフェ板は、長辺の凹凸を落とせるか先に確認する

カフェ板を家具に使うときは、長辺の凹凸がそのままでよいかを確認します。
今回の設計は凹凸を落とし、まっすぐな板にして使う前提です。

杉カフェ板の木口と、長辺に沿って加工された凹凸が見える店頭写真
カフェ板の端部。
凹凸を切り落とした後に、家具に使う板幅をそろえます。

仕上がり幅180mmは仮定であり、どの商品でも必ず180mm取れるとは限りません。
左右を一律に10mmずつ切るのではなく、現物の形状を見て切断位置を決めてください。
必要な幅が取れない場合は図面の奥行きを変更するか、別の板材を選びます。

また、長さ2,000mmの板を長手方向に切る加工は、店舗によって対応が分かれます。
自分で長い板を安全にまっすぐ切る自信がなければ、対応する店舗や木材加工店を探す方がよいです。
加工できるか分からないまま、先に材料だけを買わないようにしましょう。

安さだけでなく、反りと使う場所を見て選ぶ

棚板に使う木材は、反りやねじれ、割れを確認して選びます。
特に枕元では、手や寝具が触れる前端に、ささくれや欠けが残らないようにしたいですね。

ホームセンターの板材売場にある価格表示と積まれた木材
木材売場の価格表示の例。
この写真は、今回の2×6材の規格や単価を示すものではありません。
品名・実寸・長さをそろえて価格を比べます。

材料を買う場所や、カット代・持ち帰りまで含めた比較方法は、DIY木材が安いホームセンターの選び方で詳しく紹介しています。

寸法入りの設計図と部材表|板の厚みも差し引いて切る

今回の構造は、天板と底板の間に側板を入れ、中棚を左右の側板の間へ入れる形です。
そのため、側板の長さは完成高さ660mmより短く、中棚の長さも完成幅970mmより短くなります。
次の表は、切断後に必要となる完成部材の寸法です。
材料は呼び名だけで判断せず、実際の板厚・板幅を測ってから墨付けしてください。

2×6材案:側板584mm、中棚894mm

2×6材で作る幅970mm、高さ660mm、奥行140mmの棚付きヘッドボードの立体設計図
2×6材案の立体図。
完成品の写真ではなく、未製作の設計提案です。
記号・部材 長さ×奥行×厚さ(mm) 数量 補足
A:天板 970×140×38 1 全体の上に載せる
B:底板 970×128×38 1 後端を12mm切り落とす
C・D:左右の側板 584×140×38 2 下端の後ろ側に切り欠きを入れる
E:中棚 894×140×38 1 厚みの中心を床から400mmに合わせる

側板は660−38−38=584mmです。
中棚は970−38×2=894mmです。
側板を660mmのまま切ると、天板と底板の厚みが加わって、予定より高くなってしまいます。

カフェ板案:側板600mm、中棚910mm

厚さ30mmの杉カフェ板で作る幅970mm、高さ660mm、奥行180mmのヘッドボード立体設計図
カフェ板案は、凹凸を落とした板幅を180mmと想定しています。
2×6材案と奥行きが異なるため、壁際の空間も確認してください。
記号・部材 長さ×奥行×厚さ(mm) 数量 補足
A:天板 970×180×30 1 全体の上に載せる
B:底板 970×168×30 1 後端を12mm切り落とす
C・D:左右の側板 600×180×30 2 下端の後ろ側に切り欠きを入れる
E:中棚 910×180×30 1 厚みの中心を床から400mmに合わせる

側板は660−30−30=600mmです。
中棚は970−30×2=910mmです。
この案では、カフェ板の中棚そのものを枕の位置へ合わせるので、別の1×4材の横桟や、前面を塞ぐ合板は使いません。

木取り図|木材3本・3枚からどう切り出す?

部材の長さだけでなく、ノコギリで切ったときに削られる分も含めて配置します。
図面では、部材を切り離す切断1回につき3mm、材料の両端を整える分として各5mm、合計10mmを見込んでいます。
これは木取り計算の仮条件なので、実際には使う刃や店舗の加工条件に合わせてください。

2×6材は1,830mmを3本使う

  1. 1本目から、天板970mmと側板584mmを切り出す
  2. 2本目から、底板970mmと側板584mmを切り出す
  3. 3本目から、中棚894mmを切り出す
長さ1830mmの2×6材3本から天板970mm、底板970mm、側板584mm2枚、中棚894mmを切り出す木取り図
2×6材の長さ方向の切り出し方。
底板の幅詰めと側板の切り欠きは、別の加工です。

上記の仮条件で、1・2本目は各260mm、3本目は923mmが残る計算です。
必要部材の長さの合計は4,002mmなので、1,830mm材2本では足りません。

カフェ板は2,000mmを3枚使う

  1. 1枚目から、天板970mmと底板970mmを切り出す
  2. 2枚目から、側板600mmを2枚切り出す
  3. 3枚目から、中棚910mmを切り出す
長さ2000mmのカフェ板3枚から天板と底板各970mm、側板600mm2枚、中棚910mmを切り出す木取り図
カフェ板の長さ方向の切り出し方。
長辺の凹凸を落とす加工や、底板の幅詰めは別途必要です。

残りは、同じ仮条件で1枚目44mm、2枚目784mm、3枚目1,077mmです。
必要部材の合計が4,050mmあるため、2,000mm材2枚では足りず、3枚必要になります。

端材が残るので、材料を最後まで使い切る配置ではありません。
残りは別の小物作りなどに回せますが、寸法を変えて部材が増える場合は、もう一度木取りを確認しましょう。

印刷して使えるPDF図面をダウンロード

PDFはそれぞれA4横・5ページで、立体図、寸法図・部材表、木取り図、巾木の加工図、材料写真をまとめています。

図を定規で測って部材を切るのではなく、記入された寸法の数値を使ってください。
板厚や外寸を変更した場合は、元の部材表をそのまま使わず、差し引く寸法も変更します。

自分のベッドに合わせて形を確認したい場合は、DIY設計図アプリの比較記事も参考にしてください。
今回のような板5枚の構成なら、まず手書きで正面図と側面図を描き、寸法を入れる方法でも整理できます。

ヘッドボードの作り方|加工・組立・設置の順に進める

材料を切る前に、設置場所と固定方法を決めます。
先に組み立ててしまうと、金具が付けられない、壁の下地に固定できないなどのやり直しが起こりやすくなります。

1.工具と金具を用意する

切断を店舗へ依頼する場合でも、寸法確認・下穴・組立・研磨に使う道具は必要です。

  • メジャー、差し金、鉛筆
  • 電動ドリルドライバー、ビスに合うビット、下穴用ドリル
  • 仮固定用のクランプ
  • 研磨材と当て木
  • 木材用のL字金具、適合するビス
  • 設置場所に合った転倒・移動防止の固定部材
  • 保護眼鏡、研磨時の防じん対策用品

図面では、天板・底板・中棚の左右それぞれに、前後2個ずつL字金具を付ける、合計12個の配置を想定しています。
ただし、個数だけで強度が決まるわけではありません。
金具の用途、板厚、ビスの仕様、固定する位置を確認して選んでください。

ビスは板の表側へ突き抜けない長さにし、金具メーカーの指定に合わせます。
金具とビスの具体的な型番は、この設計では指定していません。
耐荷重も確認していないため、載せられる重さを数値で示すことはできません。

2.木材を切り、巾木が当たる部分を加工する

部材表に合わせて長さと幅を加工し、最後に左右の側板の下端へ巾木を避ける切り欠きを入れます。
長さの切断、長手方向の切断、切り欠きでは対応できる設備が違うため、店舗へ図面を見せて確認すると話が伝わりやすいです。

今回の巾木の逃げは、床から高さ65mm、壁から深さ12mmです。
ただし、側板の下には底板が入るため、側板だけに入れる切り欠きの高さは65mmではありません。

加工箇所 2×6材案 カフェ板案
側板下端の後ろ側 深さ12×高さ27mm 深さ12×高さ35mm
高さの計算 65−底板38=27mm 65−底板30=35mm
底板の後端 12mm落とし、奥行128mmにする 12mm落とし、奥行168mmにする

底板の後端を残したままだと、そこが巾木に当たります。
側板だけを大きく切ればよい、という話ではない点に注意してください。
実物の巾木が想定より大きい場合は、加工寸法も見直します。

ヨシのワンポイントアドバイス

私は普段、IKEAのベッドなどを組み立てています。
今回のように壁際へ置く家具なら、わたしは最初に巾木の出っ張りを確認します。
置いてから「足元だけ壁に当たる」と分かると、もう一度加工することになるからです。
ただ、壁に寄せられることと、倒れないことは別なので、固定方法も一緒に考えておきましょう。

自分で切り欠く場合は、部材をしっかり固定し、使うノコギリやジグソーの説明書に従って加工してください。
不安があれば無理に手持ちの電動工具で進めず、加工店へ依頼します。

3.組み立てる前に、角と表面を研磨する

組み立てると手が入りにくくなる場所は、先に研磨します。
切断面のバリやささくれを取り、枕・手・寝具が触れる前端の角を整えてください。

杉カフェ板の表面に見える木目や節を上から撮影した写真
店頭で撮影した杉板の表面。
木目や節だけでなく、触れる位置のささくれや欠けも確認して選びます。

塗装する場合は、塗料が指定する下地処理に合わせて研磨します。
見えない部分まで磨き込みすぎるより、寝具や手が触れる部分を丁寧に仕上げたいですね。

4.仮組みして、棚の高さと直角を確認する

接合する前に、平らな場所で部材を並べ、天板・側板・底板の位置を確認します。
前端をそろえ、左右の側板に同じ高さで中棚の下面位置を記入してください。
標準の図面なら、2×6材案は床から381mm、カフェ板案は385mmが中棚の下面です。

差し金、スコヤ、三角定規、直尺など木工の寸法確認に使う測定工具
以前のDIY机の記事でも使用した、筆者の測定工具の写真です。
ヘッドボードでも、部材への墨付けや仮組みの直角確認に使えます。

クランプなどで仮固定し、差し金で直角を見ます。
外枠の対角線の長さも確認すると、斜めに組んでいないか気付きやすくなります。
左右の高さがそろってから、金具を付けてください。

5.下穴を開けて金具で接合する

木材用のL字金具を使えば、溝やホゾを掘る加工をせずに板を接合する方法が取れます。
下穴の径や深さは、使うビスと木材に合わせて決め、端に寄せすぎないようにします。

側板を天板と底板の間へ入れ、金具で接合した後、中棚を取り付けます。
ビスを強く締め込みすぎて、空回りさせないようにしてください。
接合後は金具が浮いていないか、板が割れていないか、ビスが表側へ出ていないかを確認します。

6.塗装し、寝具に触れてよい状態まで乾かす

木の風合いを残したいならオイル系、色を変えたいなら室内木部に使える塗料などが候補です。
大切なのは、使う塗料の説明どおりに仕上げ、十分に乾かしてから設置することです。

表面が触れる状態になっていても、長時間寝具が触れると色や成分が移ることがあります。
乾燥・硬化の条件、換気、塗装に使った布などの処理は、購入した塗料の説明に従ってください。
「何日置けばどの塗料でも大丈夫」とは考えない方がよいです。

7.固定してから、枕の動きと使い勝手を確認する

設置後は、枕が後ろへずれたときの位置と、棚の前端との関係を確認します。
その前に、ヘッドボードが前後左右へ動かないよう、設置場所に適した固定を行ってください。

今回のような奥行きの浅い、背板のない構造は、組立精度や接合方法によって横に揺れる可能性があります。
ベッドと壁の間に挟んだだけで、固定できたとは判断しないでください。
巾木の加工にも、横揺れや転倒を止める効果を期待しないようにします。

ベッドへの取り付けは、ベッドの構造とメーカーの案内を確認します。
壁に固定する場合も、壁紙や石膏ボードだけへ安易にビスを打つのではなく、下地と固定部材の適合を確認する必要があります。
固定方法が決められない場合は、購入前に施工の分かる人へ相談するか、設置条件の合う既製品を選んでください。

背もたれとして体重をかける、棚に座る、足を掛ける使い方は想定していません。
就寝中に頭の近くへ落ちるおそれがある重い物や、割れ物は置かないようにしましょう。

コンセントを付けたいときは、木工と配線を分けて考える

充電したいからといって、コンセントの組み込みまで自作する必要はありません。
今回は電気配線を加工せず、必要ならメーカーが認める方法で使える完成品の電源タップを検討します。
埋め込みや配線の改造を前提にせず、固定や使用方法は製品の説明に従ってください。

  • タップや充電器を枕・布団の下へ入れない
  • ヘッドボードと壁、ベッドの脚でコードを挟まない
  • コードへビスや釘を打たない
  • プラグの抜き差しと、ほこりの清掃ができる位置にする
  • タップの定格容量を守り、コードを束ねたまま使用しない

NITEも、家具の下敷きなどによるコードの損傷や、容量超過・束ねたコードによる発火に注意を促しています。
詳細はNITE「製品の安全な使い方」(PDF・電源コード等の事故)で確認できます。

ヘッドボードDIYのよくある質問

既製品を買うより安くなりますか?
木材代だけでは判断できません。
今回の試算は2×6材が5,340円、カフェ板が3,540円ですが、カット代・金具・塗料・必要な工具などを足すと総額が増えます。
既製品と比べるときは、寸法やコンセントの有無、加工と組立の手間も含めて考えてください。
枕が落ちるのを防ぐだけなら、棚を作らなくてもよいですか?
小物置きが要らないなら、棚付きのヘッドボードを作る必要はありません。
ベッドを動かして隙間を減らせるか、用途に合った市販の隙間対策用品が使えるかを先に確認すると、手間を減らせます。
その場合も、コードを挟んだり、子どもが挟まる空間を残したりしないよう注意してください。
賃貸でも、このヘッドボードを使えますか?
壁や床を傷めず、必要な固定ができるかによります。
壁への穴あけが必要なら、施工前に契約内容や管理会社の案内を確認してください。
置くだけで安全に使えることを確認した設計ではないため、固定できない場所へ無理に設置しないでください。

まとめ|図面の数字より先に、自分の枕の位置を確認しよう

ヘッドボードDIYのよさは、今あるベッドに合わせて、棚の高さや奥行きを決められることです。
今回のように枕の落下と小物置きを一緒に考えるなら、中棚の前端がどこへ来るかが大切になります。

2×6材案は奥行140mmで、木材代の試算は5,340円です。
カフェ板案は奥行180mmで、木材代の試算は3,540円ですが、長辺の凹凸を落とす加工が必要です。
安い方をすぐ選ぶのではなく、置ける奥行きと加工を頼めるかを確かめてください。

まずベッド・マットレス・枕・巾木を測り、PDFの仮設定と比べてみましょう。
寸法と固定方法が決まれば、必要な加工をホームセンターへ相談しやすくなります。


次に読む記事